宗家立花流創流60周年記念舞踊会に、客演として吉野山道行の逸見藤太役で藤間桃乃樹(鬼束桃子)が出演します。昭和33年初代宗家立花中車が創流してから60周年となるこの祝事を機会に、後継者立花齋人先生が宗家の前名“車扇”を襲名、同時に家元となられるそうです。

 

第25回宗家立花流舞踊公演

2018年年2月24日(土)正午開演

横浜能楽堂 神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘27

 

“吉野山道行”
舞台は桜満開の吉野山。義経のもとへ向かう最中、お供の佐藤忠信とはぐれてしまった静御前が初音の鼓を打つとどこからともなく忠信が現れます。合戦の様子などを語りながら、二人は義経のことを懐かしみます。そこで逸見藤太が現れ、静御前と鼓をこちらへ渡せと二人の邪魔をします。忠信は難なく藤太を追い払い、急いで義経のもとへ向かうのでした。